ポスター論考

日系レスラー、誰がガチで誰がギミック?

日系レスラー。昭和プロレスの本場アメリカで、日本から移住してきた人をルーツとするレスラーである。彼らは、多くは田吾作スタイルで悪役に徹してリングを盛り上げ金を稼いだ。しかし、ファンタジーの世界は、その経歴すらも怪しい日系レスラーがいる。
メディア論考

デビル紫、マスクに隠された昭和プロレス覆面レスラーの生き様

デビル紫という、元国際プロレスのレスラーをご存知だろうか。すでに、新日本プロレスと全日本プロレスが二大メジャー化され、国際プロレスがマイナー視されていた頃、歳を食ったベテランが前座で頑張っていた。それがデビル紫という印象だった。
メディア論考

サンダー杉山の昭和プロレス人生をまとめた『何度だって闘える』

『何度だって闘えるーサンダー杉山物語「一片の悔いなし!」』(安藤千絵著、名古屋流行発信)を読んだ。新刊ではないが、サンダー杉山の自伝的体裁でまとめられた書籍である。昭和プロレスを駆け抜けたサンダー杉山について同書からきとめてみたい。
メディア論考

京愛子と岡田京子時代の女子プロレスが登場『関東テキ屋一家』

京愛子と岡田京子。これは昭和プロレスファンでも、必ずしもご存知でないかもしれない。黎明期の女子プロレスを競ったツートップである。その頃の動画はもはや残っていないと思われたが、『関東テキ屋一家』(1969年、東映)のお祭りシーンに登場した...
メディア論考

ジャイアント馬場『喜劇駅前茶釜』で“ラブシーン”まで経験した

ジャイアント馬場が、アメリカのサーキットを中断して帰国したのが1963年。第5回ワールドリーグ戦に参加するためだが、すでにその頃は集客も風格も、日本陣営では先輩たちをごぼう抜きして力道山との2枚看板だった。その頃の国内人気はどうだったの...
メディア論考

国際プロレス日本側外国人第一号はビル・ロビンソンではなかった

国際プロレスを懐かしむ投稿を本日のFacebookのタイムランで拝見した。そこには、豊登道春、サンダー杉山、ラッシャー木村、ストロング小林、グレート草津らの画像が並ぶが、それはTBSプロレス時代の布陣。そのときのヒーローはビル・ロビンソ...
メディア論考

昭和プロレスの怪奇派レスラーを思い出してみる

昭和プロレスには、怪奇派レスラーがシリーズに必ずひとりは招聘されていた。興行を盛り上げるには、テクニシャンだけでは駄目なのである。では、怪奇派とはいったいどう定義したらいいのか。とりあえず、怪奇派に入るであろうレスラーを枚挙する。
メディア論考

乗り物酔いをする母親を気遣って、電車で東京見物をしたジャイアント馬場のエピソードは泣けてくる『ジャイアント台風』

『ジャイアント台風』といえば、『少年キング』に連載されていた、ジャイアント馬場の自伝の体裁をとった昭和プロレスを代表するプロレス漫画である。『タイガーマスク』とともに梶原一騎(高森朝雄)と辻なおきのコンビでプロレス人気に大いに貢献し...
中継論考

大木金太郎のシリアスな試合は対バーナード、ブラジル、猪木戦

大木金太郎。日本プロレス時代は、ジャイアント馬場、アントニオ猪木とともに三羽烏といわれ、または吉村道明を加えた四天王ともいわれた、昭和プロレスの中心レスラーである。では、その大木金太郎にとって印象深い試合はどんなものがあっただろうか。
中継論考

覆面ナンバーワンレスラー、ザ・デストロイヤーのベストバウト

ザ・デストロイヤーの話である。来日した昭和プロレスの外人レスラーの中で、覆面レスラーナンバーワンは誰か、といわれれば、当然ドリーム・マシーン、もとい、ザ・デストロイヤーで異論はないだろう。では、どの試合でそう思ったか、それを書こう。