メディア論考

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『プロレス悪役シリーズ』(一峰大二:画、 真樹日佐夫:原作)は、1話完結で実在のレスラーを主人公に、虚実ないまぜのストーリー

『プロレス悪役シリーズ』(一峰大二:画、 真樹日佐夫:原作)は、1話完結で実在のレスラーを主人公に、虚実ないまぜのストーリーを展開するセミドキュメントコミックである。全5巻のうち、今回は第1巻のアントニオ・ロッカについて述べてみよう。
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『グレート小鹿の「小鹿注意報!」―黄金のプロレス伝説、ここにあり!!』(五月書房)は2000年代前半のブログが書籍化された

『グレート小鹿の「小鹿注意報!」―黄金のプロレス伝説、ここにあり!!』(五月書房)は、2000年代前半のブログが書籍化されたものである。ジャイアント馬場に対する恨み節も含まれているが、是々非々で語れるのは誠実に仕事をしてきた証といえる。
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『「金権編集長」ザンゲ録』(文藝春秋社)は、ターザン山本がプロレスの雑誌編集者&ライター時代のブラックな金のやり取り告白

『「金権編集長」ザンゲ録』(文藝春秋社)は、ターザン山本がプロレスの雑誌編集者&ライター時代のブラックな金のやり取りを告白した書物である。「お車代」は複数の団体からもらったが、いちばんもらっていたのは、因縁深いあの団体だったという。
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『秘話ー「ラッシャー木村」と「木村政雄」~次男が語る国際プロレス崩壊後の28年9ヶ月』は『Gスピリッツ46』(辰巳出版)の記事

『秘話ー「ラッシャー木村」と「木村政雄」~次男が語る国際プロレス崩壊後の28年9ヶ月』は『Gスピリッツ46』(辰巳出版)の記事である。特集「1981年8月9日以降の国際プロレス」では、鬼籍に入った本人に代わって次男の木村宏氏が新事実を語っている。
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『こんなプロレス知ってるかい』(ユセフ・トルコ著、KKキングセラーズ)はユセフ・トルコが中立の立場でBIについて語る

『こんなプロレス知ってるかい』(ユセフ・トルコ著、KKキングセラーズ)をご紹介しよう。1984年4月25日初版一刷の懐かしい書籍である。アントニオ猪木派と思われたユセフ・トルコが、齟齬からその立場を離れ、比較的中立の立場でBIについ...
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『史論ー力道山道場三羽烏』(辰巳出版)はジャイアント馬場、大木金太郎、アントニオ猪木のアメリカ武者修行時代俯瞰

『史論ー力道山道場三羽烏』(辰巳出版)を読了した。ジャイアント馬場、大木金太郎、アントニオ猪木という力道山道場三羽烏のアメリカ「武者修行」時代にスポットを当てて、誰が力道山の真の後継者だったのかを考えさせる書籍である。
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アブドーラ・ザ・ブッチャーが第13回ワールドリーグ戦決勝戦に出場したときの真相を語ったとされる記述が興味深い件

アブドーラ・ザ・ブッチャーの引退セレモニーが、2019年2月19日に両国国技館の『ジャイアント馬場没20年追善興行~王者の魂~』において行われた。“黒い呪術師”といえばあの第13回ワールドリーグ戦決勝戦に出場。その真相を語ったとされ...
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『外国人レスラー最強列伝』(文藝春秋)は『新日本プロレス12の怪人』『全日本プロレス超人伝説』に続く門馬忠雄3部作

門馬忠雄の『外国人レスラー最強列伝』(文藝春秋)を読みました。本書は、東京スポーツ以来、プロレス記者50年になるの門馬忠雄氏が、『新日本プロレス12の怪人』『全日本プロレス超人伝説』に続く3部作として上梓したものです。
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桜田一男「年金をもらっているけど全日本時代にアメリカに行ってる間も年金が支払われていた。馬場さん、ありがとう」

「馬場さん、ありがとう」。名前を名のらない助っ人を買って出て、タイガーマスクにそう感謝されたのは漫画の中のジャイアント馬場。しかし、そのシーンは実生活にもあった。支払われていた年金に謝礼を述べた桜田一男。かつてのケンドー・ナガサキである...
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『金狼の遺言ー完全版ー』(辰巳出版)で上田馬之助がジャイアント馬場の冷遇と「密告の新事実」を激白しているが…

『金狼の遺言 ー完全版ー』(辰巳出版)を読んだ。遺言というが、眼目はジャイアント馬場との確執である。全日本プロレス時代冷遇され、大熊元司の葬儀にも声をかけてもらえなかったことを怨んでいる。意見は自由だが、第三者的に疑問符のつく箇所がある。